ドラマーならこれを観ろ!

ドラマー涼がおすすめする『ドラマーなら一度は観てほしい映像』!
もちろんほんの一部。
思い立ったら 随時追加していきます。




20th Anniversary Live AF-1993〜2001
角松敏生

ドラマーは、村上"PONTA"秀一沼澤尚
他のミュージシャンもみんな超一流で、すばらしい演奏を楽しむことができる。
角松さんだけでなく、ドラマーや他のミュージシャンも沢山映るので楽しめる。

曲によって、椅子の高さを変えたり、スネアを交換するポンタさんを見ることができる。
ポンタさんは、教則ビデオとか一人で叩いているのを観ると、結構ヨレたりスカったりしてる。
しかし、バンドのなかに入ると完璧。 すごいイイ!! もうマジック。
ちゃんと歌っていると言うか、曲にばっちりハマっているドラミング。さすが。 
沼澤さんのドラミングも言わずもがな。
このDVDは、POPSドラミングの神髄をとくと御覧あれ! という感じ。

前半はポンタさんのドラム、後半は沼澤さんのドラム、そしてアンコールはツインドラム!
ポンタさん、沼澤さんのドラムソロもある!!

このDVD、値段がちょっと高いのがねぇ。 
吾輩はサンプルでもらったんだけど。 
すいません...




gym Live in Osaka 2004

「gym」とは、後藤次利(Bass)と山木秀夫(Drums)のプロジェクトである。
山木さんというと、グルーヴ系のドラマーだと思っていたが、このDVDでは手数炸裂の叩きまくり。
当然のことながらグルーヴもすごい。 
ドラムサウンドもとても良い!
後藤さんのウネりまくるベースもイイ! 
そして、ゲスト・ギタリスト今剛さんのギタープレイも秀逸。

カメラが3カメで、しかもすべてステージ前方(客席側)からの撮影だというのがかなり残念だ。
山木さんのドラミングを真横や上から見たかった!!

リハーサルのシーンやインタビューを含めた1時間半たっぷりの山木・後藤ワールドでノックアウト(死語?)だっ!!
ジャンル問わず、どんなドラマーも観るべきだ、これは!



菅沼孝三 教則ビデオ『手数王』シリーズ

ドラマーで知らない人はいないでしょう。
孝三さんは手数もパフォーマンス(ネタ)もすごい。
教則ビデオは、すでに10本以上は出ているはず。
テクニカルドラマーを目指す人は全部必見です。


DVD:DRUMMERS COLLECTIVE 25TH ANNIVERSARY CELEBRATION & BASS DAY 2002
2枚組み

ニューヨークにあるドラムスクール「ドラマーズコレクティヴ」の25周年記念のコンサートの模様を収録したDVD。
ドラマーは、DAVE WECKL、STEVE GADD、STECE SMITH、HORCIO HERNANDEZ、KENWOOD DENNARD、KIM PLAINFIELD、MEMO ACEVEDO、MICHAEL LAUREN。 

奏法改革後のデイヴ・ウェックルの音楽的かつテクニカルなプレイは必見。
手数は凄いのに、音楽的なのでうるささを感じない!
うねりのあるグルーヴでおなじみのスティーヴ・ガッドも相変わらず素晴らしい。
ガッド節炸裂! 
必見なのはケンウッド・デナードだ。この人は昔から、キーボードを弾きながらドラムを叩くというので有名だったが、実際に見たのはこれが初めてだ。
演奏はかなり粗いが、右手と両足でドラムセット、そして左手でキーボードを弾きながら、さらに歌ってしまう。 片手ロールもやってる! 
申し訳ないけど『ヘンタイ』と言うしかありません。

値段は、正規輸入版では8000円くらいしますが、上記のリンクページでアメリカから直接購入する事が出来ます。
日本語でOK。5000円くらいです。




DVD:ソロ・ドラム・パフォーマンス2〜ワンマン・オーケストラ〜/神保彰
リットーミュージック社

価格:¥3,990(税込)

あらかじめプログラミングされたトリガーシステムを使った1人オーケストラ!
ドラムでリズムを刻みながら、ドラムセットに組み込まれたパッドを叩いてメロディーを奏でるのだ。
絶対真似できない....
曲中、何度ものプログラムチェンジで、どこを叩けば何の音が出るかというのをすべて覚えないといけないのに、 30分にも及ぶ演奏をしてしまうのだ。
一度スティックをすっとばしてしまうが(バッチリ映ってる)、音だけ聴いてたらわからないだろうな。
観ないとこの凄さはわからない!!

 



DVD :THE WAY OF CASIOPEA / CASIOPEA
定価: \5,565

日本を代表するフュージョンバンド「カシオペア」のデビューから今までのライブ映像を盛り込んだDVD。
カシオペアの歴代のドラマーが見られる。
1979年の六本木PIT INNでのライブ映像から始まるんだけど、この頃ってメンバーは、まだ22歳とか23歳でしょ? 
カシオペアは若い頃から全員超絶テクだったんだなぁ。 
初代ドラマーの佐々木隆さんはこのDVDで初めて見たんだけど、テクニシャンだったんだなぁ。

ドラマーだけじゃなくて、ベーシスト、ギタリスト、キーボーディストも必見なDVDです。





嵐を呼ぶ男/石原裕次郎主演
にっかつビデオ

ドラマーなら一度はみるべき!! おもしろすぎ!
あの有名な(?)"左手を負傷しながらも「♪おいらはドラマー」とドラムを叩きながら歌い出すシーン"
では、完全になにも叩いてないのにハイハットの音が出ているのはちょっとひどすぎ!
1小節遅れて叩き出すのだが、ハイハットのネジが締まってないから、
ハイハットが『チーチッチ、チーチッチ』鳴っているのに ハイハットは閉じたまま。
ハイハットのロッドがむなしく上下するだけ....

演奏シーン全般に言えるが、見た目と音が全然合っていない!ドラムもバックミュージシャンも。
かなりお粗末だけど、まぁ、御愛嬌ということで....

弟がオーケストラを指揮するシーンもおもしろい! 
オーケストラであんな指揮者はないでしょ。小学校で習った四拍子の指揮....

つっこみ所満載でおもしろい!!







嵐を呼ぶ男:近藤真彦主演
東宝ビデオ:レンタルのみ

このビデオは探したよ。観たくてしょうがなかったんだよな。
市販はされていなくてレンタル専用らしいんだけど、なかなかレンタルビデオ屋には置いていない。
インターネットオークションでレンタル落ちの物をやっとみつけた!

この映画もつっこみ所満載だ! 演奏シーンは石原裕次郎版よりは多少はマシになっている。
それでも、お約束の"シンバルを叩いてないのに鳴らす超絶プレイ"が炸裂!
ドラムの猛特訓を受けるシーンでは、メトロノームに合わせて練習台を叩くのだが、
聞こえる音はメトロノームとジャストで合っている
(映像はずれてるけど)
しかし、師匠に「ハシる、ハシる!カウントは正確に!」
なんて言われちゃってるし、挙げ句の果てには師匠の出すカウントが完全にメトロノームとずれてる...。

最初の方で、中古のオンボロドラム(パ○ル製)をライブハウスから買い取るシーンが最初に出てくるんだけど、
ハイハットとバスドラとタム1個を「15万円にしてやるよ」とライブハウスのオーナーは宣う。 
なんだその常識はずれな金額は! 使い古しのガラクタドラムをだよ?
それを主人公の涼..じゃなかった良は、「半分になんない?」と交渉するわけだが...
半分にしても高すぎるって!!

ハワイで、良がライバルの直人をドラムソロで挑発するシーンは最高だ。
両手を上げたまま、ツーバスをを踏むシーンがあるのだが、どう聞いてもタムの音が混じっている!
(聞こえるサウンドは「TT,TT,BD〜」の連符)
見ていてとても気持ち悪い(笑)。 まぁ、素人が聞いたらわかんないだろうけどね!

最後のライブシーン。開演前の「良!良!」コールが鳴り響く中、アナウンスが流れる。
「本日、出演予定のドラムス国分良は、昨夜事故により負傷したため、休演致します」
それを聞いた観客はブーイングの嵐
「え〜? そんなのないよ〜! 良を見に来たのよー? 帰ろうよー」だって。
おいおい、お前が観に来たアーティストが「事故により負傷」したんだぞ? なんとも思わないのか?
ファンなら少しは心配してやれよ!!
で、さらにアナウンスは続く。
「代わりに桜井直人が代演します」
それを聞いた観客は手のひらを返したように「え〜っ!直人が? やったぁ〜」と大はしゃぎ。
そして、「直人!直人!」のコールに変わってしまうのだ。
ファンは冷たい....

そして、直人が代役で演奏中に良が包帯姿(片手はギプス、頭には包帯)で登場。
それを見た主催者が「すぐにドラムセットを用意しろ!」とスタッフに命令するのだが。
おいおい主催者!本人は「叩く」とは一言も言ってないだろ。怪我人に叩かせる気かよ!!
普通に考えれば片手はギプスで吊ってあるので叩ける状態ではない。
しかし主催者は、曲中のわずか30秒でドラムを準備してしまうのだ。タムが8つくらいある多点セットでしかもマイキングまでされたものが、山台に載って舞台袖から出てくるのだ。(どうやってPAに繋いだんだ?)
(1曲を演奏しているの中での間の事なので、場面的に省略されたわけではない)
おいおい、仕事早いな! まるで用意していたみたいじゃないか! 

その他、アパートで叩いているのにベードラがやけにいい音してたり、
リハやライブ中の大音量の中で普通に会話してたり。
ドラマーならずとも、ミュージシャンなら観て、つっこんで、楽しめる事間違いなしだ!!
あ、LOUDNESSのポスターがチラっと写るシーンもあるぞ。
吾輩が十代の頃出演していた、今はなき新宿ルイードや新宿LOFTもでてくる。 なつかしー。

「嵐を呼ぶ男」の映画は、他に渡哲也主演のものもあるそうだ! 観たい!
情報求む!!!





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